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淫らな館~メイドはお坊ちゃまに溺愛される~
第2章 坊ちゃまの幼馴染
私はそれを一気に追いかけた。

「坊ちゃま。早く学校にお戻りください。」

「具合が悪いんだ。」

坊ちゃまは自分の部屋に戻ると、ベッドにダイブした。

「具合が悪いって、どこが悪いんですか?」

「胸が……」

「もしかして、心臓⁉」

私は慌てて坊ちゃまの側に駆け寄った。


「どの辺りですか?ちょっと脈とりますね。」

そして坊ちゃまの手を取って、脈を計った。

「脈が速い。心臓に負担がかかっているのでは……」

「あははは!」

途端に坊ちゃまは、笑いだした。

「それは大変だ。こっちも診てくれ。」

そう言って坊ちゃまは、私の手を自分の胸に当てた。

「えっ……坊ちゃま?」

心臓の音がバクバク鳴っている。
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