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孫娘みーちゃんとの日々
第17章 みーちゃんの日々は平凡?
じじと美鈴はようやく服を着て離れに座っていた。美鈴はじじの顔に濡れタオルを当てて冷やしていた。じじの右目は絵に書いたように丸くあざになっていた。殴られた跡であった。赤く腫れていてそれが段々と青あざになってきて、無残なことになってしまった。
彼氏は美鈴を痛めつけようとしたのをじじが割って入ってカウンター気味にヒットした結果であった。
そこに、みーちゃんが着替えて戻って来て、
「じじ、大丈夫か、丸くあざになってる、なってる」
「せ、先輩、どうですか。ダイジョブ?」
「みーか、やられたぞ。痛いのなんのって。ミシミシって音がするのよ、ほんとに」
「そー、ですか。ごめんなさい。ほんとにごめんなさい」
「まあー、しょうがないなー。いきなりだもんなー。ちょっと血がでたぞ、じじ」
「みーちゃん、みーちゃん。可哀そうなみーちゃん。乙女をなくしたんじゃなー」
「乙女を失くした?違うぞじじ、そっちじゃないほうなのよ」
「え、??そっちじゃないほう?」
「何言ってるの、師匠。血が出たって言ったわよね」
「彼氏の奴、やみくもにやるもんだからね。おしりの穴の方に頑張ったのよ、ちょっと先っちょが這入ったからね。無理やりだものね、痛いのなんのってね。まだ、痛いわよ。傷薬つけてきたのよ」
「お尻、お尻って、肛門の方」
「えー、なんだそれー。ほんとですか師匠」
「まあ、やられたら、やられたで・・・、え」と天井を見たみーちゃん。
「地震だ」