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孫娘みーちゃんとの日々
第10章 みーちゃんの恋は何色
「香蓮です。先だっては御免なさい。親からも怒られましたが反省いています。毎週土日のどちらかでお願いできると思います。宜しくね、みーちゃん」
少し、怖気着いたみーちゃんでしたが、
「香蓮さん宜しくお願いします。美鈴さんも有難う」とちゃんとご挨拶できるみーちゃんです。
「師匠のためなら、当然です。気にしなくてもいいですよ」
「師匠?なんの師匠?美鈴」
「いや、何でもない。人生の師匠、じじさんに言ったのよ」と慌てて笑って胡麻化した美鈴。
そして、みーちゃんの英語の特訓はその日から始まった。香蓮の指導は口移し方式で教科書を見ずに繰り返し香蓮ねーさん口真似を繰り返すというやり方でした。香蓮の指導は結構厳しくて声が小さいと怒られた。母屋の居間での授業であったが、香蓮ねーさんの叱責がじじのいる離れまではっきり届いて、じじはみーちゃんを心配でおろおろするのであった。そして、ようやく終わったようで静かになった。じじはそーと居間を覗くとみーちゃんはソファーに突っ伏して伸びていた。
少し、怖気着いたみーちゃんでしたが、
「香蓮さん宜しくお願いします。美鈴さんも有難う」とちゃんとご挨拶できるみーちゃんです。
「師匠のためなら、当然です。気にしなくてもいいですよ」
「師匠?なんの師匠?美鈴」
「いや、何でもない。人生の師匠、じじさんに言ったのよ」と慌てて笑って胡麻化した美鈴。
そして、みーちゃんの英語の特訓はその日から始まった。香蓮の指導は口移し方式で教科書を見ずに繰り返し香蓮ねーさん口真似を繰り返すというやり方でした。香蓮の指導は結構厳しくて声が小さいと怒られた。母屋の居間での授業であったが、香蓮ねーさんの叱責がじじのいる離れまではっきり届いて、じじはみーちゃんを心配でおろおろするのであった。そして、ようやく終わったようで静かになった。じじはそーと居間を覗くとみーちゃんはソファーに突っ伏して伸びていた。