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孫娘みーちゃんとの日々
第10章 みーちゃんの恋は何色
「そんなに、吃驚しない、吃驚しない」と少し照れながら言うみーちゃん。
 はにかみながら、みーちゃんはじじに耳打ちしたのであった。
 ふん、ふんと頷くじじであった。そして、すこし変な顔をしてみーちゃんを見た。
 みーちゃんはママさんが用意したと思われるワンピースを着て麦わら帽子にサンダルという絵に書いた何処かのお嬢様のような恰好であった。今時の中学生とは思えないクラッシックなものですこぶる幼く見えて小学五六年生のようであった。
 みーちゃんはその姿になって離れに来て、
「どう、じじ」
「とっても可愛いぞよ」と眼を細めたが凄く違和感があった。手に持っていたサンダルはお決まりの白でわざわざ畳の上で履いて見せた。
「グリズリィは喜ぶかな、じじ」と少し不安そうに言った。
 そして、ワンピースの裾をちょっと捲ってみせた。じじは眼の前でみーちゃんが裾を捲ったので、えっと言った後、
「なに、みーちゃん・・・その恰好で行くのかえ」と眼を剥いて言った。
「やっぱ変か、涼しくていいのだがなあー、ママはふりふりのを履いてケーってくれたのはあることはある」
 みーちゃんはパンツを履いていなかったのでおまたは丸見えで薄っすらとおけけも生えているのも分かるのであった。
「みーちゃん、男の人とデートなんじゃからパンツなしはいかんじゃろうなー」
「そうか、ジャー履いていくか。仕方がない、仕方がない」
 そうこうしているうちに、玄関があいてグリズリィが迎えにきた。なんでも、アイスクリーム屋にいったあとグリズリィの家に行くとのことであった。それで、この何とも言えない恰好なのであった。グリズリィは完全にみーちゃんの下僕のようでにこにこして従属していた。淡いベージュのワンピースに麦わら帽子を被り歩くたびにとも柄の帽子のリボンが揺れる。肩から小豆色のポシェットを掛けている。大きめの編み込みのトートバックをグリズリィが大事そうにもって従いそれが段々小さくなっていって角を曲がって見えなくなった。
 じじは玄関先に立ってみーちゃんを見送ってから、なぜが大きなため息をついた。
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