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孫娘みーちゃんとの日々
第17章 みーちゃんの日々は平凡?
また、土曜日になった。秋も深まっていって過ごしやすい季節となった。いつもの時間になって玄関が開いた。以前はがらがらと呼び鈴が要らないほどの音を立てたが、ママさんが離れの段差を解消するためにスロープに改造したついでに玄関戸も大工さんに直して貰ったからでした。
「こんにちわは、お邪魔します」との声がしたので、台所にいたみーちゃんは玄関にいくと美鈴が立っていた。
「え、美鈴さん早くないですか?」とみーちゃん。
「いえ、香蓮に変わって今日から私にして貰うことになったのよ」
「香蓮さんはOKなの」
「どうせ、午後からくるから私が両方ともやるわとなったのです」
「そうなのだー」
「師匠、香蓮同様私も結構厳しいのでよろしくね。ビシビシ、師匠を鍛えさせてもらいます」とニンマリと笑った。そして、三和土から上がるとやっぱりばさばさとしてパンツを脱いだ。
ちょっと、吃驚したみーちゃんは後ずさりして離れに向った。教科書を取りに行ったのだが、そのままずんずん美鈴もついて来て、
「スロープになったねー。いい感じです」と離れに這入って、
「じじ様、おはようございます。今日から一日美鈴になりましたよ」と言って籐椅子に座っているじじにハグをした。それも、かなり強く。形式的な形だけの軽いものではないハグであった。じじも美鈴の大きな背中に手を回してそれに答えた。