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ムッツリ最高
第4章 この先へ
 彼はまるでさっきまでの痴態が嘘のように爽やかな笑顔でフォークを持ち、お皿に取り分け始める。
 私も、少し溶け始めたフローズンダイキリを口に運びながら、平静を取り戻す。

白身のフライとタルタルって、美味しいですよね。

 まるで、ただの、バーに飲みにきた仲の良い中年の男女のような会話。

 他愛もなく、時々バーテンダーも会話に入りながら、最近のバーのカクテルの話や、好きな本の話、映画や旅行の話。

 話題が豊富で、表情豊かに楽しむ彼がそこにいた。
 でも、彼の左手は、カウンターの下で、私の膝や太ももを、ずっと撫で回してくれている。
 そして、あまりにも素敵な笑顔で、普通に話す彼を少し困らせたくなり、私も右手をカウンターの下で、彼の股間に伸ばした。

 私が、彼のズボンの上から、その場所に触れると、一瞬彼が、会話のスピードを落として、私を覗き込み、でも、微かに微笑んで、またバーテンダーとの会話を続けた。

 私が指を上下に動かすと、ズボン越しにも、奥にいた彼の肉棒が少しずつ頭をもたげてくるのがわかる。

 私と彼は、何事もないような顔で、カウンターの下で、お互いの股間を弄り合っているのだ。

 これは、奇跡のようなことだ、と、私は今、震えるほど感じていた。

 こんなに、会話もあう人と、こんなに違和感もなく、私のいやらしい妄想を、こんなに現実のものにしてくれるなんて・・・。
 いや、私の妄想だけではなく、それ以上の彼のいやらしい行動が、たまらない。

なんて、最高の出会いなのかしら・・・。
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