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ムッツリ最高
第11章 私を清めてくれるもの
優しくて、素敵で、そしていやらしい、私の理想の人・・・。
今の私の気持ちを、何をどう送ろうか迷いながら、メッセージを送った。
今日は、仕事関係の同期会でした。
終わってから、とても悲しい目にあって・・・。全部自分のせいだって、わかって、そう思うからこそ、今、とても、胸が苦しいです。
なにが、あった??
どう伝えればいいんだろう・・・正直に書いたら、呆れられて、これで終わりになってしまわないだろうか・・・。
逡巡していると、彼からまたメッセージが届く。
僕には、正直に、話して。
正直に、どう話せばいいのだろう。私は言葉が選べず、ただ画面を見つめるしかない。
今日あった事を正直に打ち明けたら、彼はどう答えるだろう。
どうしていいかわからず、昨日までのやり取りをスクロールして、眺める。
月曜の朝のやりとり。
あれ以来、私は毎朝、彼にその日の下着の写真を送ってきた。
火曜の夜には、私が自分の部屋でする、はしたない、いやらしい事を彼に告白していた。
自分のマンションの向かいが、銀行の単身寮で、自分の寝室からは、その寮の各部屋のベランダが見える事。夜、自分でいじる時には、こちらの部屋を暗くすれば向こうから見えないからと、カーテンを開け、暗い部屋で淫部を窓に向けて弄ることもあること。
そんな赤裸々な、私のむっつりした日々を彼に告げていた。
確かに、彼には、いろんな事を正直に話してきた。
でも、今日のことは、、、。
彼とのやりとりを、ただ、ぼんやりと眺めるしかない。
水曜日の黒い下着を、彼はとても褒めてくれた・・・。だから明日は、黒い下着で行こうと思ったのに・・・。
こうやって返事もできない私と、彼はまだ会ってくれるだろうか・・・。