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ご清楚ですが何か
第21章 叔父さんとおじさん
気がつくと資料室に一人で座り込んでいた

朦朧とする意識のなか考えがめぐる
あたし、何してんだろ
今日は何曜日ああ資料作らないと
あれもまとめないと今日のご飯はどうしよう
ふらふらと手を動かしてポケットの携帯を取り出す

「おう、お疲れ。」

相手はすぐ出だ

「シュークリームありがとう~~」

頭がふわふわした

「ああ、娘とでも食べてな。」

信号の音がした
そうか今日外回りだったね

「今までありがとう。」

「は?」

「あたし幸せだった。」

松下が異変を感じとる

「今どこだ?」

上を見上げる
松下と新人の頃よく調べものをしたファイルが並んでいた
順に読み上げる

「1985年○○詐欺事件、1984年○○ハイジャック事件、1988年OL暴行、、、」

そこまで読んでゾッとした

「あたしが、、馬鹿だったの。あたしが隙があったからつけこまれて、、だからこんなことに。」

回らない呂律で一生懸命話す
もう言語機能も侵されたのか

「どうした?!今どこだ?」

「ごめんなさいごめんなさい。あたしを怒って。」

感情がめちゃくちゃだった




「おい、おい、起きろ!」

目を開けると松下がいる

「あれ?」

「大丈夫か?立てるか?」

首を横に振る

「来てくれたの。」

「何があった?」

一点を見つめる

「あたしは、、シュークリームが嬉しくて、それで、、、それで、、、。」

乱れている服を松下が触る

「誰にされたんだ?」

涙目になる

「アラキノボル」

涙がこぼれ落ちる




松下におんぶされて休憩室まで行く

「落ち着いた?」

時計を見ると18時だった

「あ、あたし帰らないと。」

「今日は娘は母親のところに行くって。」

「まっつんあたし、」

「もう喋るな。送ってくから。」





家に帰ってお風呂に入る
首にキスマークがついていた

何があったか松下は気づいただろう


上がると松下が味噌汁を作っていた

「もうすぐできるから。」

「うん。」


二人で飲む
味噌汁は温かかった

「美味しい」

「だな。」

「よく居場所分かったね。」

「あれは読み漁ったもんな。俺も忘れねぇや。」


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