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ご清楚ですが何か
第25章 ミエは見ている
「今日さ、家行っていい?」

仕事終わり松下に声をかける
たまに出社するものの口数は少ない

「なんで?」

松下はさっさとエレベーターに乗ってしまう幸子も慌てて乗り込む

「何?」

「いや、最近どうかなって。」

「どうもこうも。」

無言で去る松下をなんとか追いかけて家の前まで来る

「どんだけストーカーすんだよ。」

ドアを抑えて玄関に入り込む
ノリさんの指令とはいえさすがにやり過ぎたかな

「こんばんは。」

奥から息子が出てくる
ブレザーの制服を来ているから三男か

「あらこんばんは。」

初めて会う
どことなく松下に目が似ている

「松下の同僚の吉村です。」

「息子の拓人です。父がお世話になってます。どうぞ上がってください。」

礼儀正しい

松下は嫌そうだったが
息子の言葉に甘えて中に入る

仏壇に手を合わせる
ミエの写真が笑っていた

「ミエさん、幸子です。」

拓人がお茶をいれてくれてリビングで飲む

「母と会ったことあるんですね。」

「うん。あたしミエさん好きだったな。」

松下が台所で何か作っているようだ  

「パパは料理するんだ?」

「うーん多分吉村さんが来たからかも。最近は出前が多いですよ。」

「出前かぁ。あたしも最近一人になって良く頼むわ。ピザとか。」

「一人でピザですか。良いですね。」

「寂しいわよ。次の日余りをたべるのよ。」

「うちで食べてってください。父も喜びます。」

「しっかりしてるのね。」

チャーハンを3人で食べる

「吉村友達と住んでるって聞いてたけど?」

松下が初めてまともに口を聞く

「それは建前よ。」

「見栄張ってたのか。」

「寂しさにつけこまれないためよ。」

「そのわりには本社良く行くよな。」

「誰かさんの代わりでね、、あ、、ごめん。」

しまった
松下は傷心なのにあたしったら

「負担かけて申し訳ないと思ってる。」

「あたしも娘が巣立ってご傷心なの。少しは労ってくれても?」

「俺には生き生きしてるように見える。」

松下がいつもの調子で話してくる
幸子は安堵したのであった
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