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ご清楚ですが何か
第3章 ピロウトーーク
「まあ、夫婦って色々あるよね。恭子なんて幸子ちゃんに対する態度は嫉妬そのものだったもんな。厄介だよね。嫉妬って。」

「懐かしいです。恭子ちゃん。」

「今では華道やらヨガやら趣味を見つけたみたいだよ。俺もほっとしてる。」

「良いですねぇ。趣味かぁ。昇さんは趣味無いんですか?」

「俺は読書かな。幸子ちゃんに影響されて。」

「おお!なに読むんですか?」

「ミステリーものが多いかな。」

二人で本の話で盛り上がる
幸子はいつの間にか笑っている自分に気がついた
この人とはたわいもなく笑える
嫉妬も過去もない

昇が食べ終わって煙草を吸い始める
時計は9時を回っていた

「じゃあそろそろ失礼しようかな。」

「もうちょっとゆっくりしていったら?俺、チューハイ買ってきたけど?」

昇が冷蔵庫からチューハイを出してくる

「あ、飲みたーい。」

お酒に弱い

「かんぱーい!」

「何に乾杯?」

昇が聞く
この人はどういうつもりなのだろう
お酒を飲ませてしかも二人きりのホテルの部屋で
出張とはいえ、今は誰も見ていない
今から二人に何か起こってもそれは秘めればなかったことにもできる

しかし前昇と寝たときと違って今は幸子は人妻
躊躇する気持ちもある

「どうしたの?浮かない顔だね。大丈夫だよ。襲ったりしないから。飲んだら部屋戻っていいよ。俺も今日は疲れた。」

「いや、違うんです。昇さんにその気がなくても、私が保てるかどうか。。」

チューハイごときで酔わされるなんて
彰の入れ知恵?
この間昇と二人で呑んでも何も起こらなかったから、今日も大丈夫?あたし、大丈夫??

昇が吸っていた煙草を灰皿に押し付けたかと思うと立ち上がって
座っている幸子の唇にかぶり付く
 
幸子は拒めない
だって望んでいるんですもの
こんなの事故だわ
浮気じゃないんだから
お酒の副作用よ本心じゃないわ
酔いのぐるぐる頭で辛うじて自分に言い聞かせる
口しか繋がっていないのに身体中が唇の動きに連動して動く

キスと言うよりは噛みつかれているような感覚だ
吸われ過ぎて唇が被れそう

幸子は苦しくなってやっとのことで昇を引き離す




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