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ご清楚ですが何か
第10章 こんな弟も悪くない
繁忙期に入って連日残業となる
幸子が帰り支度をしていると

「吉村飯行かない?」

松下から声ががかかる

「今日は予定があるの。」

珍しく乗ってこないので松下が不審そうに見ている

「また今度ね。」

足しげく会社を後にする

今日は三原が久々に帰ってくる

幸子は早めに帰って御馳走をと思ったが
もう八時だ

「ただいま~。」

なるべく明るく言おうとしたが疲れた声が出てしまった

リビングから笑い声が聞こえる
三原の声ではなさそう

「あっはっはっは。」

扉を開けると三原の弟の慎吾がピザを食べている

「あ、幸子ちゃんこんばんは。お久し振りです。」

「あ、こんばんはー。」

来ると聞いて無かったからか幸子は少しムッとする

「ごめんね、言おうかと思ってたんだけど。」

三原が慌てて弁解する

「いや、いいんだけど、」

疲れていてついぶっきらぼうな声が出てしまう

「何か買ってくるよ。」

三原が逃げるように出ていく

はぁー
幸子はあからさまにため息をつく
疲れている上に気を使う相手が家にいる

「あたし、お風呂入りまーす。」

「どうぞ。」

慎吾がテレビを見ながら返事をした
幸子が怒っているので彼も気まずそうにしている

風呂でわざと歌う

「♪~」

てゆーか
あんまサシで喋ったことないから二人っきりにされると気まずいじゃない
三原さんたら出ていっちゃって
幸子は懸命に慎吾との共通の話題を考えるのであった

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