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ご清楚ですが何か
第10章 こんな弟も悪くない
風呂から上がって青くなる

しまった着替えを用意してないわ
慎吾に取ってきてもらうわけにはいかないし
かといって裸でリビング行くわけにも

考えた末バスタオルを巻いてリビングに行く

バスタオル一枚で出てきたので
慎吾が一瞬こっちを見て目をそらす

別に、誘惑したわけじゃないし!
心のなかで唱える

急いで洋服タンスの中を探すが
パンツが一枚も入っていない

うそぉ
ベランダにまだ干したままだわ
洗濯物溜めててやっと昨日まとめて洗って、、全部出払ってるんだわ

しかしこの格好でベランダに出るわけにはいかない
慎吾に頼む?頼める?三原さんを待つ?この格好で?

戸を閉めたままリビングの慎吾に声をかける

「慎吾くん、、。」

「はい。」
 
「お願いがあるんだけど、、」

「何ですか?」

盆と正月しか会ったことのない相手にしかもあまり喋ったことないのにパンツ持ってきてって言うなんて
屈辱でしかない

「頼みがあって。。」

「どうしました?」

慎吾がただ事ではない幸子の様子を感じとったようだ
こちらに近づいてくる足音が聞こえる

戸を介して話す

「ベランダに干してある、、あたしのパンツ、、取ってきてもらえる?」

「、、、。」

黙った
黙りやがったコイツ
どういう心境なのかしら
黙らないでさっさと言われた通りに動けば良いのに

「えーっと、、ベランダですか?」

「そう。なんでもいいから持ってきてくれる?」

慎吾がベランダの戸を開ける音が聞こえる

幸子はバスタオル一枚のまま待つ
遅いわね
風邪引くじゃない

「幸子ちゃん。持ってきました。」

幸子が戸を少しだけ開けると
慎吾が隙間からパンツを差し出した

幸子が一番お気に入りのクリーム色のヒラヒラのやつだ
他にもハデハデや地味めもTバックもあったのにわざわざこれなのか
慎吾がどういう心境でこれを選んだのか考えると少し笑えてくる

「ありがと。」

戸を閉めてパンツを穿く

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