この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ご清楚ですが何か
第10章 こんな弟も悪くない
無事にパジャマを着てリビングに戻ると
慎吾は相変わらずテレビを見ていた

「幸子ちゃんも、飲みます?」

ビールをグラスに注いでもらう

「慎吾くんはお笑い好きなの?」

「好きですね。芸人の○○のは必ず見てます。」

「あー、あたしも好き。面白いよねぇ。」

やっと共通の話題を見つけてほっとする

「慎吾くんは○年生まれ?」

「ですよ。確か幸子ちゃん近いんでしたよね?」

「です。だから敬語やめませんか?」

「ああ、じゃあ。」

慎吾が初めて笑った顔になる
幸子は嬉しくなる
苦手だと思っていた相手が心を開いてくれたような気がした

「じゃ、お近づきの印に」

慎吾のグラスにもビールを注ぐ

「ありがと。」

二人でお笑いを見る
笑うタイミングも一緒

「俺、兄ちゃんが再婚したって聞いて、しかも随分年下で。絶対騙されてると思ってた。」

二人ともお酒が回って砕けている

「あははは。騙したのよ。女は化けるからねぇ。」

「何に化けたの?」

「うーん、セクシー女優かな。」

ボケたのに妙に納得される

「あのパンツのラインナップで、化けたんだ?」

「見たのぉ!えっち!」

「いや、そっちが取ってきてって言うから。」

おちゃらけるのが楽しい
苦手な印象だっただけに倍に楽しかった
このまま三原が帰ってこなくてもいい、なんて不穏な考えもよぎる

「慎吾くん、お風呂入らないの?」

「酒のんだしなぁ。」

「すぐ上がればいんじゃない?」

「じゃあ、少し入ろうかな。」

慎吾が浴室に行く
 
幸子は後片付けをした
一人の時より綺麗になる
たまに他人が来るのも気が引き締まって良いわね

「幸子ちゃん、、」

洗面所から声がする
もう上がったのかな
あらバスタオル切れてたかしら

「はーい。」

洗面所の戸を介して話す

「俺の、、パンツ取ってきてもらえますか?」

「あら。」

さっきと逆だわ

慎吾のスーツケースを開ける

トランクスはすぐに見つかった
三原が持っているのと同じ柄がある
さすが兄弟ね

見るつもりはなかったが
底の方に黒色の箱を見つける

なんだろ、、あ、、
コンドームだ
あたしもたまに使う薄々のやつ



/151ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ