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ご清楚ですが何か
第11章 ぶつからない愛
会社に行くと松下が先に入ってパソコンをカタカタと動かしている

「堂々の重役出勤だな。」

「ちょっと野暮用がね。」

幸子がウキウキとデスクについたので松下が不思議そうに見ている

「何も話さないわよ。」

「いや、何も聞いてないし。」

休日ということもあり
ブースは松下と二人きりであった

「吉村機嫌いいな。」

松下とは旅行はしたものの
会社ではいつも通り過ごしていた

まさかあーんなことこーんなことしたなんて
周りには知られてはいけない
秘密を持ったわりには二人とも変にいつも通りにしている
却ってそれが可笑しくもあった

「また行きたいね。」

しばらくキーボードの音だけ響いていたが
幸子は一段落して話しかける

「だな。また行こうな。」

栄養ドリンク剤を飲む松下と目が合う

「今日ね、三原さんの弟に会った。」

「はーん、通りでか。」

「何よ。」

「誘惑失敗だろ。」

「まあそんなとこ。今頃槻ちゃんとデートしてるわ。」

「嫉妬か。」

「そう。義理の娘に嫉妬してる。」

二人でおちゃらけていると松下の携帯が鳴る

「はい、はい。え、、、」

なんだか深刻そうだ

「吉村、ごめん。ミエが倒れた。」

「え、ミエさんが?」

松下が立ち尽くしている

「ここはいいから、今すぐ行って!」

「悪い!」

松下を帰す

時計は午後6時
帰したはいいが仕事は終わらない
今日も残業ね

携帯が鳴る

「幸子、まだ会社?」 

三原からだ

「うん、まだかかる。」

「そっか。実は俺今日向こうに戻らないといけなくなって。」

「え、、。」

仕事なら仕方がない

「恋しいわ。」

「俺も。」

聞きなれた声
でも今は遠く感じる

「また電話するわ。」

「うん。それでさ、慎吾の事なんだけど、、。」

「うん。」

名前を聞いてドキリとする
パンツ選ばせたことがバレた?

「もう一晩泊めてやってくれないか。」

「いいけど、、。」

槻も居るのだから間違いは起こらないだろうけど、、


幸子は何とか仕事を終えて会社を後にした
時計は8時を回っている



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