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ご清楚ですが何か
第11章 ぶつからない愛
家に帰ると慎吾がチャーハンを食べている
男ってチャーハン好きね
ま、あたしもすきだけど

「おかえり。」

客人なのにもう我が家に馴染んでいる

「ただいま。槻ちゃんは?」

「バイト行ったよ。」

「そう。」

二人っきりか
大丈夫
槻が帰ってくるまで手を出さなければ
保てあたし!

「お疲れ様。」

幸子の分のチャーハンをよそってくれる

「あと、宅配で餃子も頼んでるから。まだ来ないけど。」

サービスがいい
これなら毎晩来てくれてもいいなぁ

チャーハンを食べる
味付けが絶妙
黒胡椒が聞いている

「うっま。ビール飲みたくなるわ。」

「あー切らしてたね。」

「切らしてたって、ここに住んでる人みたいね。」

「あはは。馴染んでるでしょ。」

昨日打ち解けたばかりなのに幸子自身も慎吾に馴染んでいた

「幸子ちゃんの洗濯物も畳んどいたよ。」

「あー助かる神ー。」

残業を終えてクタクタの体に優しさが沁みる

「やっぱ三原さんいないとあたし駄目だわ。何もできない。」

「そうなんだ。」

「今日さー、同僚帰っちゃって。ほんとはもっと早く帰れる予定だったのにさ。」

幸子はたらたらと愚痴を述べる
なんて話しやすいのかしら

「あ、なんかあたしばっか喋ってるね。ごめんごめん。」

「いいよ。話したいときもあるよ。」

テレビはつけていたが幸子はそっちのけでお喋りが止まらない

私、寂しい女だわ
夫は単身赴任
アソコは乾いてる
聞いてほしいことがたくさんある

でもこの人と間違いを犯すわけにはいかない

「俺もさ今日彼女んとこ行く予定立ったんだけどさ、喧嘩しちゃって。」

「へぇ、喧嘩するんだ。」

「付き合うって難しい。」

てことはスーツケースの中のコンドームはまだ未開封?

「いいなぁあたしも恋愛したいな。」

「離れてるとね、寂しいよね。」

黙ってしまう
会話続けなきゃ
気まずいわ
チャンネル変えてみる?

焦ってリモコンを押す
男女が裸で交わっているシーンが出てくる

わっ、なんで

動揺するが動揺していたら馬鹿みたいだ
かといって冷静になるのも変だけど

ちらっと慎吾の表情を確認するが
真顔で見入っていて真意が読めない

何か喋らなきゃ
はしゃぐのも変、黙るのも変

その時インターフォンが鳴る

「餃子だわ!」

助かった
走って玄関へ行く






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