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ご清楚ですが何か
第13章 儚い人
「随分派手に喧嘩したね。」

槻が起きてくる

「起こしちゃったね。」

「さすがに起きるよねぇ。」

「お粥食べる?レトルトだけど。」

「あたしも麻婆茄子食べたい。」

槻は食欲はあるようだ


「ごめんね。迎えにいけなくて。」

「仕方ないよ。仕事だもん。」

「叔父さんに怒られちゃった。」

「ああ、」

槻は箸を置いて水を飲んでいる

「叔父さんさ、娘亡くしててさ、」

「へ?」

「前の奥さんとの子供。病気でね。それが原因で離婚しちゃってて。だからあたしのこと異様に重ねるんだろうね。」

驚きで言葉が出ない

「知らなかった。」

「あまり自分から話さないからね。」

何も知らずに噛みついてしまったことを後悔した

「レモネード飲みたい。」

槻は少し元気になったようだ



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