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ご清楚ですが何か
第14章 抱いてもくれない
会社を出ると慎吾の車が停まっていた
窓が開いて名前を呼ばれる

「幸子ちゃん。」

嬉しい
誰かが迎えに来てくれる
カップルみたいだわ
セッティングしてくれた娘に感謝だ

キョロキョロして周りに誰も居ないことを確認した
何せ旦那が不在なのだ
今噂が立ったら困る

「吉村ー、」

誰にも見つからないように早歩きをしたのに
松下に話しかけられる

「お前俺に話あったんだろ?」

「いや、また今度。」

「待てよ、」

肩を捕まれる
あと数メートルで慎吾が待ってるのに

「新しいポジションの話、断ったんだって?」

「違う、保留にしてるわ。」

「なんでだよっ!」

松下が大きな声を出したので道行く人が振り替える
きっと慎吾にも聞こえているはず

なんとか振り切って逃げたいが
肩を捕まれたままだ

社内の人間も通るが
幸子と松下が言い合うのはいつものことなので
普通に通りすぎていく

「お熱いですね~お疲れ様でした~。」

「血圧上がるぞっ」

同僚たちが笑いながらヤジを飛ばして通りすぎていく

「じゃ、そゆことで。」

なんとか振りきって逃げ出し
車に乗り込む
松下は追いかけてこなかった

「お待たせ。」

「大丈夫なの?」

慎吾が松下と言いあっていた方向を見ている

「行こう。お腹すいちゃった。」

幸子には既に慎吾しか見えてなかった
車が走り出す

出掛けに香水を吹きかけてきたからか車に匂いが漂っている
付けすぎたかな
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