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ご清楚ですが何か
第18章 夫と眠る
「都会怖い。地下鉄怖い。人が怖い。みんな冷たい。」

ソファの前に置かれた小さなテーブルに惣菜を並べる
三原がビールをグラスに注いでくれる

「迷った?」

「うん。何回も駅員さんに聞いたわ。駅員さんも標準語だったわ。」

「だろうね。」

会社の近くの惣菜屋はバランスが整ってて美味しい

「これなら作らなくても楽ね。」

「一人だからねぇ。もう店の人に覚えられてるよ。ポイントカードまで作った。」

三原がネクタイを緩めている

「幸子、。」

テレビをつけようとすると止められた

「何?」

「昇進おめでとう。」

「ああ。ありがとう。」

「忙しくなったんじゃない?」

「うーん、これからかな。本社に出張が増えるって言われて二つ返事でオッケーしたの。」

「そっか。」

「ネコババよ。出張旅費もらってるけど旦那の家に泊まってる。」

「総務も分かってるだろうね。」

「何で何も言われないんだろうね。」

「気に入られてるのかもな、総務に。」

「媚売った覚えないよぉ。」

「俺の同期が居たわそういえば。」

「さっすがー。」


食事が終わって三原がベランダに出ている

幸子はひとりで留守番している槻に電話をした

「さっちゃん。」

「ごはん食べた?」

「食べた~。叔父さんも一緒に食べたよ~。」

幸子の心に雲が広がる

「叔父さんは元気?」

慎吾とは台風の夜以来だった

「うん、なんかもうじき結婚するらしいよ。」

「へぇー。」

「残念だったね。」

「何が!」

つい大きい声が出てしまう

「あたしが旅行の間、何もなかったの?」

「シンちゃんが真面目すぎてね。」

「そうなんだぁ、キスぐらいしたのかと。」

「したけどさ。」

「え、したの?家で?」

「うん。」

「やるじゃん。えー面白くなってきた。」

槻は楽しんでいた

「叔父さんにどうだったか聞いていい?」

「何で聞くのよ。」

「えーアガるんだけど。」

「あ、叔父さんお風呂から上がったから切るね、バイバイ。」

一方的に電話を切られる
キスの感想が聞けるのが楽しみであった
姪にとことん揺さぶってもらおうじゃない



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