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ムッツリ最高〜隆の想い〜
第13章 赤い紐
僕の股間が熱くなり、立ち上がって来るのを自分でも感じ、僕はそれを誤魔化すためにポケットに手を入れながら、彼女に言った。
待たせたね、行こうか。
酔った男が、怯んだようにカウンターの肘を離し、自席に戻っていく。
彼女を見ると、カウンターから、僕を不安そうに見上げていた。
先週よりも、濃いめにメイクをしてくれているのか、上から見ると、まつ毛が濡れたように彼女の切長の目を縁取り、そのぽってりとした唇に、艶めくような口紅が塗られている。
なんて、いやらしくて、そそる顔をしてるんだ・・・。
また僕の下半身が反応し始める。
僕は、これ以上彼女を見たら、ここで、人前で、カウンターに彼女を押し倒して、その尻を剥き出し、自分の肉棒を突き立ててしまいそうで、彼女から目を逸らす。
行くよ。
おかしいほどに興奮している自分の下半身が気恥ずかしく、胸に込み上げるどろどろとした気持ちがなんとも言いようがなく、僕はぶっきらぼうな喋り方をしてしまう。
そして、彼女の肩から手を離し、バッグを取ろうとしている彼女から離れて先に会計に行く。
彼女のそばで、あのバニラの香りを嗅いでいるだけで、僕の肉棒がどんどん大きくなり始めている。
そんな僕のそばに、彼女は急いでやってきて、僕が会計を払い終わると、彼女は丁寧に言う。
あ、ごめんなさい。おご馳走様です・・・。
また、僕の心に黒い感情が渦巻き始めた。
こんなに、ちゃんとしてるのに・・・。
あんなに胸を、広げて見せて・・・男たちが欲情せずにいられるわけがない・・・。
いや、胸を広げなくたって・・・こんなにむちむちの、いやらしい顔つきの女がそこにいたら・・・
そんな思いをぐるぐるさせながら、ホテルを出ようと歩いていると、後ろからついてきていた彼女の足音が聞こえず、僕は振り返る。