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ムッツリ最高〜隆の想い〜
第4章 バーのカウンターの下で
僕は、心から、彼女に夢中になっていく自分を感じている。
その時、僕のグラスが目の前に置かれ、バーテンダーがバーボンを注ぐ。
僕そっと手を下ろし、彼女の顔を見つめながら、乾杯の仕草をした。
これから、よろしく。
彼女は、少し自信のなさそうな笑顔でそれに頷きながら、自分のカクテルを持ち上げた。
その、少し自信のなさそうな雰囲気も、僕の劣情をそそる。その身体の中にあるエロスを、苛んであげたら、大胆な顔をして、痴態を晒すのかもしれない。
そんな彼女の顔が見たい・・・。
僕は、探るような会話を始める。頭の中では、今、横にある彼女のむちむちした太ももに触れたいと言うムッツリした妄想を抱えながら。
今日は仕事はお休み?
はい、土日は、いつも休みなので。
じゃあいつもは土日はゆっくり過ごせるんだね。大体休みの日は何をしてるの?
そうですね・・・部屋でゆっくりすることが多いです。
たまに、一人で映画に行ったり・・・。
一人暮らし?
そうです。だから、土日は、本当に自分だけの時間ですね。
探るような会話をしながら、彼女の一杯目がなくなったタイミングで、お互い二杯目を、そしてフィッシュ&チップスを頼んだ。
会話をしながらも、僕の頭は妄想でいっぱいになる。
このバーには今、僕たちしか客はいない。
そしてバーテンダーも一人だ。
そんなことを考えながら、彼女が話すときにふわりと薫る香水が匂い、頭はクラクラする。