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ムッツリ最高〜隆の想い〜
第19章 彼女しか昂められない
相変わらず、クミはお父さんに信じられていないのに、空回りしてるのか・・・
シャワーを浴びながら、クミがその父親から受けてきた言葉の暴力を思う。
そんなんだから、だめなんだ、だからお前はいつもダメなんだ、どうしてそんなにダメなんだ・・・
僕がその家を訪ねていようとも、そんな言い方をよくしたものだ。
クミの心もねじれてしまっても仕方ないのかもしれない。
クミは、一浪はしたものの、僕と同じく、西日本では一番と言われる大学に入ったのだ。誉められても、蔑まれることはないはずだ。
今も、なんだかんだと言いながら、企画会社を経営をしている。
でも、父親は、彼女のダメな面を見るのだ。
一浪したこと、精神的に壊れて中退したこと、会社を起こす時にも父親に資本金を借りたこと・・・
僕はシャワーを出て、パーティーでロクなものを食べられなかったので、ルームサービスを頼もうとメニューを見ながら、クミにも何か頼んでやっておくか、と思う。
ルームサービスが届き、僕はソファに座って、サンドイッチをつまみながら、ビールを飲む。
ルームサービスのワゴンを見ていると、先週、鈴音と繋がったまま食べた食事を思い出し、それだけで僕の下半身がバスローブの中で大きくなってきた。
自分でクスッと笑う。
まいったな、ちょっと思い出しただけで・・・。
でも、肉棒が立ち上がってくると、僕は、自分のその肉棒の周りに彼女の熱くてぬるぬるで、みっしりとした肉がないことを実感し、とても寂しい感覚になっていた。