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第26章 旅5 イキ狂う夜

はぁん・・・あんっ・・・



　彼女は僕の指の動きで腰を蠢かせ、いやらしい吐息を漏らす。

　僕は、そんな彼女をみながら、左手に持った箸ででローストビーフをつまみ上げると、彼女の口元に寄せた。



さあ、食べさせてあげようね。口を開けてごらん？



　彼女が、おずおずと、口を開ける。

　僕は意地悪をするように言う。



もっと、上に向かって、大きく口を開けないと・・・ほら、僕は左手だから、上手に食べさせてあげられないよ？


　首を持ち上げると、紐が彼女の淫部を刺激することがわかっていて、僕は言う。

　でも、彼女は、僕に言われて、素直に首を上げ、その紐の刺激に身を震わせて、身体をビクンと跳ねさせ、口を閉じた。



あくっ・・・




　その時、箸からローストビーフが彼女の左の乳首の上に落ちた。



ああっ・・・はぁん！


　その冷たい濡れた肉の感触が、張り詰めた乳首を刺激したのか、彼女はいやらしい声をあげる。


　僕は、その白い胸に落ちた、赤みの残るぬらぬらしたローストビーフのエロティックさに、興奮が抑えきれない。



ほら、鈴音が、口を開けないから、落ちちゃったね。
勿体無いから、食べるよ・・・。



　そう言って僕は、彼女の胸元に口を寄せ、ローストビーフをゆっくりと掬い取っていく。


はぁん！あぁん！！・・・ああっ！！



　乳首のローストビーフが蠢くように、わざとゆっくりと口で啜るようにすると、乳首が肉に刺激されて気持ちいいのか、彼女は。首を仰け反らた。そして、そのせいでまた、クリトリスの結び目が一層彼女を責め、大きく腰をひくつかせている。