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ムッツリ最高〜隆の想い〜
第29章 嵐


 目を覚まし、朝の悪戯を僕が終えて、シャワーを浴びた後、僕は彼女に聞いたのだ。



鈴音、君を撮影したいんだ・・・。



撮影?



うん。今回は、ちょっといいカメラも持ってきたんだよ。



 望遠もついた、一眼レフのカメラ。今までは、一人旅やキャンプに行った時に、もっぱら景色を撮るのに使ってきた。



それを、こんなふうに使える日が来るなんて・・・。


 そして、僕はクローゼットから、そのカメラと、そして、前日にひどく濡れた部分を手洗いしてクローゼットの中で乾かしていた、あの赤い紐を手に取り、彼女にみせたのだ。

 彼女が少し、驚いた、でも、期待するような顔で僕を見た。



そうだよ、鈴音を縛った姿を、撮りたいんだ。それも、外で、ね。



外・・・で?



車で、山の奥まで行こう。
誰も来ない林道があるんだ。
そこで、鈴音は、思う存分、縛られた、いやらしい身体を晒すんだよ・・・。



ああっ・・・。



 彼女は、その妄想に、顔つきをいやらしく光らせた。



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