この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ムッツリ最高〜隆の想い〜
第29章 嵐
なんの繋がりもなく、僕に寄り添おうともしなかったこれまでの日々の中で、どうしてこんなことを言われる必要があるのか・・・。
僕の自由を奪って、どうしようと言うのか・・・。
しらばっくれるのね。この3日、どこに行ってたのよ?
僕はとうとう、思いを爆発させる。
君になんの関係がある?
大体、離婚してくれって言う僕の要求を君が嫌だと言うから、別々に暮らす、お互いの時間をもつようにするという約束で、離婚はしないけれど、僕はここに住んだんだろう?
普段の時間も、休みの日も干渉しないっていう約束だったはずだ。
強い言葉で言う僕を、クミは睨みつけるように立っている。
僕は堪えきれずに言葉を続ける。
それなのに、僕は君に3週間も週末を差し出したんだ!それから解放されて、僕が僕の休みに何をしようと関係ないはずだ。
嫌なら離婚すればいいだろう!
クミは、その瞳を怒りに燃やしたように激昂した。
離婚はしないって言ってるでしょう!
あなたはまだ私の夫よ!