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ムッツリ最高〜隆の想い〜
第29章 嵐

 そして、彼女はそこにあるものを手当たり次第に投げ始める。


 テーブルの上の雑誌を投げ、ティッシュの箱や、薬箱を投げる。ダイニングに入り、そのテーブルの上の調味料の入った入れ物を倒し、グラスを投げつける。
 部屋には大きな音が響く。



 そのまま書斎に向かい、本棚から本を乱暴に床に落としながら、喚いている。



こんな、いやらしい本ばっかり読んで!
馬鹿じゃないの!



 書斎からも、全てを薙ぎ倒すような音がしている。


 僕は、怒りで身を震わせている。
 僕の、この、大事な家にまで、クミが侵食していることが、気持ち悪くて仕方なく、たまらなく嫌悪している。

 そして、クミは居間に戻ってくると、更に大きな声で喚いた。


私を馬鹿にしないで!
女といたってわかっているのよ!


 そして、居間の入り口にあったキャリーケースを投げ、居間と食堂をつなぐガラス戸が大きな音を立てて割れた。



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