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ムッツリ最高〜隆の想い〜
第2章 同じ街
彼女は本当に面白い女だった。
僕の送った官能小説に、素直で真面目に、いやらしく答えてくれた。
"すごく、よかったです。
私が、抱いてもらえてるみたいで。
本当に嬉しい。"
僕も嬉しくなり、またメッセージを送った。
"こんな風に、君の妄想と僕の妄想をいやらしく書いていこう。
次は、どんないやらしいことがしてみたい?"
彼女は、その日から、時折、いくつか妄想を送ってくれた。
隣の男がいやらしく女を罠にかけ、落としていく話。仕事先で雨に濡れてしまった部下に欲情する上司の話。高校生の女が体育教師に獲物にされる話。
僕はそれを、小説にして投稿する。
彼女の発想は、いやらしく、でもそれを送ってくる文面は真面目で、小説にした僕に返す感想はいつも素直で可愛いものだった。
ムッツリで、そんないやらしい自分を素直に受け入れている彼女とのやりとりに、僕は心を浮き立たせ、彼女にどんどん惹かれていった。