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ムッツリ最高〜隆の想い〜
第13章 赤い紐
家を出た時は、予定よりも15分遅くなっていて、バス停に向かいながら、僕は彼女にメッセージを送る。
"15分遅れます。カウンターで飲んでいてください。"
カウンター・・・。先週の痴態を思い出して、体が熱くなる。
あの時、僕は、ホテルのロビーから彼女を見つけて、目が釘付けだった。
カウンターで、股を開く鈴音・・・。あの時の指の匂いがふいにフラッシュバックするように思い出され、バス停でバスを待ちながら、僕はペニスが固くなりそうで慌てる。
その時、バスが来た。
バスの窓から流れていく街の様子を見ながら、僕はあの日のロビーで遠くに見た、彼女のことを思い出す。
むちむちした身体で、ぷりぷりとお尻が揺れながら歩くあの身体・・・。
でも、それだけじゃないんだ・・・。賢くて真面目なのに、愛らしく、何よりもその内面のエロス・・・彼女がどんな容姿でも、僕は彼女が好きに違いない。
でも・・・。
彼女のむちむちした姿。それが僕の心の何かを強く刺激する。
早く、彼女に会いたい・・・。
バスはようやくホテルの最寄りのバス停に到着し、僕は、はやるような気持ちで彼女との待ち合わせ場所に向かった。
待ち合わせのビアホールは、ホテルの2階ではあるが、先週のバーとは違って、ビヤホールのため、雑多な感じで賑わっている。
ガラス張りの店内は、店の外からでも中が見える。
僕は入り口に向かいながら、店の中にいるはずの彼女を探した。