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マッスルとマシュマロ
第11章 M体質の女
「初めて自慰をされた記憶は、いつですか?」
「多分、5歳くらいかな。」
「どうやって?」
「なんとなくの記憶ですけど、テニスボールをお股に挟んで・・・」
宏樹はこの研究を始めて、女性の性の発芽が早いことに驚いている。
多くの女が、幼い頃に初めての自慰を経験しているのだ。
「初めて、イクという感触を持ったのは?」
「初めからあったような気はするけど・・・果てる、ということを痛感したのは小学校高学年くらいかしら?」
「その時は濡れましたか?」
「濡れるってわかったのは中学くらいね。」
「それは自慰で?」
「そうね。」
暑い部屋で、なんだかモヤモヤして、自分を弄り、淫部に手を入れて擦った時の感触を思い出す。
「初めての経験はいつですか?」
「18歳よ。」
夏に泊まりに行った海辺のバンガローだった。声をかけてきてくれた男といちゃつくように二人で話をしていた時に、突然レイプのように襲われた記憶。
「最初のSEXの記憶はいいものですか?嫌なものですか?」
初めは嫌だったのに、後から思い出すと、それは多恵を興奮させ、よくそのことを自慰の中で思い出していた・・・。
「嫌な記憶でもあったけど・・・思い出すとちょっと興奮するの。」
今も、宏樹に、あの時のように、自分に猛る瞳を向けて襲い掛かってほしいとすら思っている。