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マッスルとマシュマロ
第13章 縋る女
「雷なら、もう、通り過ぎたみたいですよ」
冷たく言う宏樹に、下から、熱っぽく見上げながら、なおも、胸元を押し付けてくる。
「宏樹さんの身体に抱きついちゃったら、私・・・堪らなくなっちゃった・・・」
そして、宏樹の腕に胸を押し付けながら、強く抱きつく。
「ねぇ・・・もう、仕事のしがらみもないし・・・いいでしょ?私、今日、生理前で、したくてたまらないの・・・。」
雨がだんだんひどくなってきて、宏樹は、真剣に奈保に向かって言う。
「本当に、僕は、君とはそういうことをする気はないよ。」
「あのあと、たくさん、いろんないやらしいこと、私もしたのよ?きっと宏樹さんの研究の役にたつわ・・・。私は、ものすごく、いやらしい女になったのよ・・・。」