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マッスルとマシュマロ
第16章 熱
「まだ痛いんですか?」
身体をひくつかせた華にわざと言う。
「いえ・・・。」
華は、俯いて答えた。
先生の。指があたったから・・・。
でも、そんなあからさまのことは、言えないわ・・・。
そう思った華に、宏樹がまた平然と言った。
「クリトリスが、敏感なんですね。」
華は、恥ずかしさのあまり、俯くしかない。
宏樹は更に指をゆっくりと進め、膣穴に指がもう少しで届きそうなところで止めた。
そして、意地悪く言う。
「平井さん、濡れてますよ・・・。」
「ああっ・・・。」
クリトリスを通り抜けた指が膣穴に入りそうな時、華は、期待してしまったのだ・・・。一昨日の、指の感触を・・・。
その指を思って、自分でこのローションを塗ってしまった時の、自分の奥で蠢いた欲望が、宏樹が足の間に入った時から、また、うずうずとしていたのだ・・・。
華が足を閉じようとするのを、宏樹は許さず、肩をグッと膝の間に入れて、顔を淫部に近づけて、なおも冷たい声で言う。
「まさか、痴漢されて、濡れてたんですか?」
「あっ・・・」
見られていたんだわ・・・どうしよう・・・でも、あんな痴漢に、気持ち良くなったりしないのに・・・恥ずかしくて、こんなの・・・嫌だわ・・・。