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マッスルとマシュマロ
第18章 幼い記憶
ぐるぐると思い出し、そして、中学の時、高熱の中で琴美の柔らかな胸を弄ったのを思い出していた。
その時の自分に戻っていて、腕の中の華の身体を弄る。
「だめですよ・・・」
あの時の琴美もそう言った・・・。でも、宏樹は止められなくて、身体中を弄ったのだ。
あの、ネグリジェのボタンを外した時の柔らかい肌の記憶がその時の宏樹にも浮かんでいて、熱に浮かされながら、夢中で、乳房を下着から剥き出し、それを触り、腹部や、背中の柔らかな肌を撫で回す・・・。
「本当に・・・ダメですよ・・・静かに寝てないと・・・」
宏樹の意識の中では、それが琴美なのか、華なのか、わからない。
ただ、その熱が下がったあと、突然琴美が家を出て行った時を思い出していた。
宏樹はその思い出に、手の動きを止め、体を硬くする。
華は、宏樹の手が柔らかく自分を弄る感触に、微睡の中から目を覚まして、はっとした。
自分の身体を撫で回すように蠢くその手を、振り払うべきなのか・・・やんわりと嗜めて、やっと手の動きを止めてくれた・・・。
でも、華は、改めて自分も宏樹も裸であることを意識し始める。