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マッスルとマシュマロ
第23章 初恋の人
正弘は、もう、体の奥が熱くてクラクラしていた。
初恋の相手だからか・・・まだこんなに、この人に抱かれたいと思ってしまう・・・。
その時タクシーがコテージに着き、竜馬が手を離した。
秋の始まりの高原の夜はすでに寒く、少し雨も降り始め、あわてるように玄関の鍵を開け中に入る。
玄関の中に入り扉を閉めた瞬間、竜馬が正弘の腰を抱き寄せ、じっと目を覗き込んだ後、口づけをした。
そして、激しく口内を吸い上げる。
舌をいやらしく動かして、歯や歯茎、そして口蓋を舐め回す。
「はふっ・・・んんっ・・・」
正弘にはわかっていた。今日、あった時から、自分が求めていたことも。でも、それを恐れていたことも。
竜馬は、正弘が自分から伸ばしてしまった舌に自分の舌をいやらしく絡めながら、正弘のネクタイをするすると外し、ベストのボタンもシャツのボタンも外し、手で乳首を弄り当てる。