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マッスルとマシュマロ
第32章 湖畔
でも、華はそんなことに気づかず、その体制のまま、久美たちと話している。
「お昼は、幸田さんがご用意してくださるって聞いてます。」
「私が作るわけじゃないわよ。その近くのイタリアンのシェフ、ヴィーガンもできるから、そういうお弁当をたのんであるの。ゆくゆくはね、こういう美味しくてヘルシーな昼食付きのトレッキングとかをアクティビティとして売りにした貸コテージの事業ができないかって考えてるわけよ。」
「なるほど!」
「感心してないで、しっかりモニターしてね。平井さんは、マーケティングの対象としてどハマりなんだから。」
「えっ、私がですか?」
「そうよ、お金のある人妻、子育ても落ち着いてきて、インスタも、上品で綺麗なものあげてる世代。」
「とりあえず、トレッキングだけでも、皆さんについていけるように頑張ります。」