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マッスルとマシュマロ
第36章 離れられない恋
高そうなスーツのジャケットを脱ぎ、靴もネクタイも脱いで、シャツの腕を捲り上げた龍馬からは、大人の男のすえたような色香が溢れ出ている。
部屋に入ってすぐ、竜馬に縋りつきたかったのに、その竜馬の視線の先には、キングサイズのベッドがあり、その上に、手で足首を掴み、その両手両足を縛られて、ボールギャグと目隠しをつけられたショートボブの女がいた。
女は、淫部に陰茎の形のバイブを入れられ、その上からパンティを履いて、バイブの柄の部分でもっこりとさせながら、腰をくねらせ、喘いでいた。
「んんっ・・・・んぐっつ・・・」
喉奥からうめきながら、ベッドの背もたれの枕に寄りかかり、ばっくりと股を開いて、その股を動かしている。
その姿を見る竜馬の目は、冷たく光っている。貪欲で、傲慢で、冷たい男の目だ。
なのに正弘は、そんな竜馬が恋しくてたまらない。
そんな女を見ないで・・・僕を見てほしい・・・
正弘は、いやらしく腰をくねらせる女に見むぎせず、そんな女を眺めながらクリスタルグラスに入ったバーボンを飲む竜馬をじっと見る。
竜馬がやっと正弘を見て、そして言ったのだ。
「俺の前で、こいつとSEXしろよ。」
「えっ・・・」