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マッスルとマシュマロ
第41章 欲望に呑まれる
華は小首をかしげるようにしながら、聞く。
「今から、そちらのホームに行っていい?」
「華さん・・・もちろん、いいよ。」
宏樹は突然のことにドギマギしていた。
昨日の夜、部屋に帰りつき、湖畔での満ち足りた時間が嘘のようで、一人の部屋で華のことを思っていた。
彼女は、明日の朝、また、あの、夫の淫部を弄るだけという、変質的な愛撫を受けるのか・・・。
それは、嫉妬ではあったが、一方で、おそらく華に挿入できない夫に対し、自分は華の求める場所に陰茎を当てがい、あの極上の膣を味わい、彼女を悩乱させるほどの高みにつれていってやれるのだ、それは自分しかできないことなのだ、という優越感も抱かせていた。
次に彼女に会ったら、どんな高みを見せてやろうか。変態の夫が連れていったことない快感に、自分が彼女をもっともっと連れていってやろう・・・。
宏樹はそんなことを思いながら薄い眠りに落ち、早朝に目が覚めてしまった。
身体中をまだ、華の身体に呼び起こされたテストステロンが駆け巡るようで、朝の微睡の中でも、華の身体の柔らかな部分を触り続けているようだった。
朝目を覚ますと、陰茎は勃起していて、恥ずかしいほどだった。
今なら、筋肉がしっかりつきそうだ。全く、ドーピングの必要もないな。
宏樹は自分の身体を持て余すように、自宅からランニングを二駅分してから電車に乗り、ジムに着くと、筋力への負荷を与えるトレーニングをしていたのだった。
そして7時半頃にブレイクしたところで、華からのメッセージを受け取った。