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マッスルとマシュマロ
第41章 欲望に呑まれる
宏樹の立ち位置だと、華のニットの首元からその谷間が見える。
華の突き出した豊満な胸が宏樹の胸板の少し先にあって、電車が揺れれば、今にも触れ合いそうだった。
宏樹は華を抱きしめたくてたまらないのを堪えていた。
華も、その逞しい胸に自分の乳房をを擦り付けながら、その逞しい首元に腕をまわし、形の良い唇を吸いながら、舌を絡めたい、と、はしたない欲望を脳内で描いていた。
華がそんな欲望を込めて宏樹を見上げる。
宏樹はその華の瞳の中の欲望に気づいていた。
こんなに・・・したくてたまらないって顔を・・・
宏樹達の立つドアは、しばらく開かない。電車が次の駅に着くと、宏樹達の反対のドアが開き、人並みが乗ってきた。
宏樹は、その人並みから守るように、華に密着した。
華の乳房が宏樹の胸元に擦り付く。
華は、軽く目を閉じた。
ああ・・・私のおっぱいが・・・宏樹さんの逞しい胸に・・・こんな電車の中なのに・・・押し付けるだけで・・・気持ちいい・・・
華は、敢えて胸を突き出し宏樹に押し付けてしまった。
宏樹は、その華の動きを感じた。
華が目を開き、宏樹を見つめる。口をほんの少し開き、その舌が唇を濡らすのを見て、宏樹は自分の下半身が硬くなるのを感じている。
電車が揺れ、宏樹が一段と華に近づき、宏樹の硬く張った股間が華の太ももに触れた。
「ああっ・・・」
華が頬を赤らめて、いやらしい息を吐く。