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マッスルとマシュマロ
第6章 あの日の女
「試着、しましょうか。」
宏樹は躊躇っているような華に、二着のウェアを押しつけた。
「ドアの外で待っているので、着てください。ちなみに、下着は全て外した方が筋肉にはいいので、下着を外してそのまま着てくださいね。」
そして、ドアの外に出る。
華が、押しに弱い、という宏樹の読み通り、華は押し切られるように、更衣室の中で、服を脱ぎ、下着も外し、ウエアを着る。
ウェアは、華にはピチピチで、胸も、脇も、今にも弾け出そうだ。
スパッツのゴムの上には白い腹肉がたぷんとのっている。
スパッツも華のむっちりとした太腿を強調しているようで、ソファの横にある鏡を見て、華は狼狽える。
こんな、格好、わたしがしてもいいの??
その時、宏樹がドアを開けて入ってくる。
「きゃっ・・・」
小さく声を上げた華を無視して、宏樹はずかずかと華の隣にきた。
華は恥ずかしくて、自分の胸元と腹を隠すように手を前にしている。