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マッスルとマシュマロ
第6章 あの日の女


 宏樹は特段なんということもないというような口調で、華の背中に周り、そのブラトップの背中側をさわる。



「ねじれてるのでちょっと失礼しますよ」


 左の肩紐を少し上げ、その位置を直すふりをしながら、手のひらを背中に入れ、大きく開いた背中を撫でるように触る。

 反対の紐も同じように触りながら、宏樹はウエアを直すふりをして、華の肌の感触を確かめていた。



 やっぱり、吸い付くようなキメの細やかな、柔肌だ・・・。



 また、宏樹の中でテストステロンが駆け巡る。

 そして、背中側から、ブラトップの下側を整えるふりをして、そのまま腹側に手を回す。

 華の体が宏樹の太い腕に包まれる。

 華はドギマギし始めていた。



(これは、試着だから・・・林田さんはそれを手伝ってくれているだけ・・・。)



 華はドギマギする自分が悪いのだと、自分に言い聞かせる。

 すると、宏樹は華の胸元から手を入れた。


「失礼しますよ」
「えっ・・・!」

 まるでブラの試着をするときの手慣れた店員のように、チューブトップの中の乳房を脇から引き寄せる。


 事務的に乳房をつかまれて、華は身を固くしながら、されるがままになっていた。


 宏樹は心の中で舌なめずりしている。



やっぱりこの女は、押しに弱い。
そして、この乳房の柔らかさはどうだ・・・俺の筋肉で押し潰し、揉み上げたい・・・。



 でも、宏樹はその欲望を堪え、反対側の乳房も掴んで寄せる。

 そして、また、心の中で喚起する。

 乳首が立ってきた・・・。なかなか大きめの、転がし甲斐のありそうな乳首だ。


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