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愛妻を抱かせる
第7章 母親の夢
ご主人は明らかに何か言いたそうだった。

無理もない。俺はそれだけの裏切り行為をしていたのだから。

だが、その場の雰囲気は奥さんのアズサさんが制していたように

感じた。ひと通りの挨拶を済ませた後、打ち合わせ通りに

ご主人は服を脱いで風呂場に入っていった。

ソファに座っている私とテーブルを挟んで

床に正座していたアズサさんと2人になった。

風呂場でご主人が湯船に勢いよく湯を張る音が聞こえた。

第一声、アズサさんが口を開いた。

「あのお写真はいつごろのですか?いいお写真ですね」

いきなり最も心配していた話を振られて動揺が隠せなかった。

「今のあなたも素敵よ。今夜はありがとう。わざわざ遠くから

私に会いにきてくれて。せっかくだから楽しみましょう。」

心の中の暗雲がすーっと晴れていく感じがした。

想像していた通り、いやそれ以上に素敵な奥さんだ。

その奥さんの名前を呼んでみたくなった。

「アズサさん…」

「なあに?」

何故だかわからないけど涙が溢れて、今にもこぼれ落ちそう。

悟られないように顔を伏せた。

アズサさんが俺の隣に来たくれた。

感情のダムが決壊してしまって、いろいろ話してしまった。

母親を知らないこと。父親のこと。そしてこれまでの俺の人生。

溢れてくる言葉を堰き止めることもなく垂れ流した。

アズサさんも今日の日を迎えるにあたって不安だったり、

戸惑いもあることを話してくれた。

ひとしきり話した後、お互いどうしたらいいのか分からず

不安定な沈黙が流れたが、

突然、アズサさんが緑色のセーターを脱ぎ始めた。

それからのことはあまり覚えていなくて夢中で

アズサさんに襲い掛かってしまったと思う。

ただただ、性欲をぶつけて自分本位の

未熟な行為に及んでしまった。

それでもアズサさんは笑顔で優しく抱きしめてくれた。

ありがとうって…言ってくれた。











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