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悪?知らん知らん。俺が全員堕としてやる
第3章 二度目の召喚
黒い煙が収まると、魔法陣の中心には黄色の髪の少年が現れた。
少年の右手には大きな薙刀が、おそらく、訓練最中か、考えたくないことの最中だったかの二パターンだろう。


少年の黄色の瞳が火乃幹を捉える。


「!?火乃幹!!!」


光のスピードで火乃幹のもとに駆け寄る少年。


「お前、今まで何処いたんだよ!俺ら一晩中探してたんだぞ!」

「俺も分からず此処にいるんだよ」


「まさか………お前らが誘拐犯か」


「ふぇ」


殺意の籠った瞳が俺の目を睨む。

「おい、そうなんだろう。返答次第では貴様等の片腕を斬りおとす」


「(どこがイージーなんだよ!!!!!!)」


薙刀を構える姿はどこから見ても勝てそうにないオーラが漂っている。


「貴様が主犯か………」


薙刀が俺の右腕に当たる。

おい、これやばくねぇか?


「おい、話を聞けよ!」


「問答無用だ」


「待って、雷蔵!」

「火乃幹…何で止めるんだよ」


「だって…俺の召喚士だから」


「は?」


その誤解を招く言い方なぁ。
雷蔵、固まってんじゃん。


「俺を色んな意味で助けてくれたんだぜ。いくら雷蔵でも傷つけるのはいけない。まずは感謝の意を込めるのだ」


「そ、そうだったのか。すまなかった。気が動転していたようだ。
 火乃幹が世話になったな。同じ組の者として礼を言う。ありがとう」


薙刀を背に収め、真っ直ぐに俺を見つめる。
その瞳には先程の殺意はなかった。


「俺は雷蔵と申す。召喚士殿と言ったか、一体此処は何なんだ」

「それは、俺が聞きたい。俺も大変な目に合っていて生きる気力なんてない。セミの抜け殻ボーイさ」


「せ、蝉の抜け殻…そうか、貴殿らに悪意はないんだろう。その、召喚士殿はそれ程苦労したのか。よく頑張ったな」


ポンポン


ん?

俺頭撫でられてる!?
何だこの母のような瞳は…!


「ぁっ、す、すまない!いつもの弟たちにやる癖で…不快だったか?」


恥ずかしそうに顔を赤らめる雷蔵。

あれ?可愛いぞ?







抱けるぞ!!!!!!!!!!!!!!!
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