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第4章 凌辱の始まり

　こんな風に言うと勘違いされるかもしれないが、地獄絵図を見せられながら、私は覆面を被った四人の男たちを観察した。この男たちの関係など知ることなどできないが、おおよそ四人の立場のようなものはわかった。ボスとその相棒が私を脅し、部下のような二人が妻を押さえていた。上半身が裸の男たちを見ても、妻のベッドに最初に乗って行った二人は、明らかに他の二人よりも若い。
　背格好も四人は大体同じ。ちなみに私とも同じくらいだと思う。ただ、ボスの相棒は右肩に何かのタトゥーを入れている。若い方の一人は今風に言うと細マッチョで彫像のモデルにしたくなるような体型をしていた。もう一人の若い男は、覆面を被っていても目が大きいということがわかった。
　ボスがズボンを脱いだ。それが何かの合図みたいに、他の三人もズボンを脱ぎ始めた。照明が付いているせいですべてがクリアに見える。自ずと見たくないものまで目に入る。ボスのペニスはすでに勃起していた。いや四人の男たちのペニスはすべて勃っていたのだ。四人は互いのペニスを見て笑いながら何かを話している。互いのペニスの大きさでも競っていたのだろうか？　やがて四人の男たちの話は一つの事に集約されていく。窃盗犯三人の目がもう一人の仲間のペニスに向かっていったのだ。一人の男だけ、他の三人とは別物のようなペニスだった。一本棒のように直線的に硬くなっているのではなく、ペニスの途中から天を仰ぐみたいに反りあがっていたのだ。ペニスの長さも太さも他の三人とは比べ物にならないくらい長くそして太かった。私もそのペニスに釘付けになった。（あれが、私の妻の膣に挿入される。私のより長くて太いペニス。私のものでは到底到達できなかった妻の膣奥に細マッチョのペニスが侵入していく。その時妻の淫汁があのペニスに絡みつくのだ。妻はいくのだろうか？　きっと妻はいく。妻は必ずあのペニスで絶頂を迎える）
　吐き気がした。何も出来な自分が腹立たしいだけでなく、屈辱感が私を容赦なく攻める。（奥さんがが輪姦されているのに、お前はただ見ているだけだったのか？　あっ、そうか。お前では奥さんをいかせることができないから、若い外国の男たちに奥さんを任せたのか？　ペニスが小さいお前負け犬だな。ははは、お前は情けない粗チン野郎だ、ははは）
　誰かが私を笑っている。笑い声が森の奥から私の耳に届いた。