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性神がこの世に放った獣たち~起
第4章 凌辱の始まり
「止めろ!」「止めてくれ!」
 何度叫んだことか、私がどんなに叫んだところで、私の救いを求める声は外にも内にも響かない。空しくなった。
 ボスが妻の太腿を抱えた。ペニスを掴んで妻の膣を探る。
「ううう」「うううう」
 口が塞がれていても、悲鳴のような声が漏れる。妻は挿入されることを必死に拒んだ。その時私の脳裏に息子の顔が浮かんだ。今妻を犯そうとしている男たちは、息子よりも少し上の年齢に違いない。男たちの母の歳に近い私の妻が、四人のペニスを受入れる。
「ううううう」
 妻の悲鳴。ボスが挿入を果たしたようで、妻の体に自分の体を被せた。ボスが自分の口で妻の口を塞ぎ、腰を動かし始めた。三人の男は妻の体から離れた。妻の足が見えた。足の指に力が入り、硬く結ばれている。私の心臓は、破裂しそうなくらい強く鼓動を打っている。ボスが腰を激しく動かすたび、私の中から力が消えた。妻の体の中に私以外の男根が挿った。射精に至るまでボスは快楽に浸って妻の膣を愉しむ。私だけが知っている妻の膣圧や濡れ具合がボスに知られる。妻がパイパンであること。妻の秘穴から発散されるおま×この匂い。釣り鐘型に膨らんでいる妻の乳房の柔らかさ、そして乳首の硬さ。私の妻の味。それはすぐに四人の男たちに共有される情報となる。
 ボスの腰の動きが速くなる。いよいよ私以外の男の精液が妻の膣に放たれる。ただ見ているだけの自分が情けなくなった。何もできない、何もしてあげることができない。ボスの体が硬直した。「嫌だ!」という妻の絶叫が部屋の中を駆け回る。妻の叫びが私の心に刺さる。これで終わりではない。ボスの射精は惨劇の始まりにすぎなかった。
 ボスがペニスを妻の膣から抜くと、すぐさまボスの相棒に入れ替わった。仰向けにされている妻のМ字型の両脚を抱えて、妻のおま×こに挿入を始めた。挿入の前、このタトゥーをした男の笑った目が私に向けられた。「このクズども!」私の叫びはこの男たちに通じるはずがなかった。いくら私がこの四人を罵ったところで、彼らは日本人ではない。若い外国人の彼らは、心に痛みなど感じることなく私の妻を犯し続ける。
 妻の膣の中に精液を放出したボスはベッドから下り、ベッドの足元の床の上で、大の字になって天井を見ている。若い男二人は、そわそわしながら妻の脇から離れない。妻に挿入するために順番を待っているのだ。
 
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