この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ある冬の日の病室
第4章 別れの予感~からの……
 味? 苦いようなしょっぱいような、当たり前だが初めての味だった。
「どう?」
「しょっぱいです」
「もしかしたら翔はお漏らししたのかな?」
「……ごめんなさい」
 里奈に何を言われても腹は立たない。それどころか、そう言われることが心地いい。何だか里奈が本当の母親のように思えてきた。
「どうしてほしいんだっけ?」
「えっ? ……舐めてほしい……です」
「何を?」
「ちんぽ……僕のちんぽ」
「私が舐めなくても、翔のおちんちんはもうカチカチなんですけど」
 里奈は人差し指で僕のペニスをはじきながらそう言った。
「……」
 それでも舐めてほしい、と言えない。
「これから翔は誰のことを想像してオナニーするの?」
「……里奈さん」
「翔、浮気しちゃだめよ。これからは私だけを想像して手を動かしなさいよ。わかった?」
「はい」
 母親に従順な子供の返事。
「いい子ね」
 里奈はそう言って、下腹に密着している僕のペニスを撫でた。
 すると僕の肉棒の先、鬼頭が里奈の温もりに包まれた。
「温かい」
 僕の偽りのない感想。僕のペニスを口に含んだ白衣姿の里奈が天使に見えた。僕は天使の口で慰められている。
「……」
 もちろん里奈が声を出すなんてことはできない。そして僕の肉棒を頬ばる里奈の目が、僕の様子を窺いにやって来た。天使の目は、悪戯好きな小悪魔の目をしていた。
「やばい」
 僕はもう射精しそうになっている。
 理由その一、僕の肉棒は里奈にしゃぶられる前からすでに硬かった。
 理由その二、僕の肉棒が女の人の口に入ったのは初めて、つまり僕の初体験なのだ。
 理由その三、里奈が人妻で中三の子供がいるのかと思うと、後ろめたさで射精が憚れ、だから余計に射精が促される格好になってしまった(背徳感と快楽のせめぎ合い)。
「ダメダメ、出すのはもっと後よ。翔は男の子でしょ。これくらい我慢しないと」
 天使の目に戻って、里奈は僕にそう諭した。
「はい」
 僕は❝母親❞の里奈にそう返事をした。
 里奈は僕の肉棒を再び口に入れる、里奈の蛇のような舌が容赦なく僕に肉棒に絡みついてきた。 
 舌先が僕の敏感な部分を探し出して、強弱をつけて刺激する。里奈の手で癒された時と同じく、僕の体は捩れた。
「ちゅぱちゅぱ」という音が聞こえる。里奈は自分の唾液に僕の肉棒の淫臭を交えて、それを飲み込む。
/28ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ