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ある冬の日の病室
第7章 妖艶の宴
 何度里奈の中で果てたのかはわからない。そして最後の射精の後に、僕はまた意識を失うように深い眠りの世界にストンと落ちた。
 真っ白の夢の中、だからそこには里奈はいない。白紙の中には悲しさと寂しさだけが存在する。僕は不安になって里奈を探す。おもりを背負っているみたいに体が重い。残念ながら自由に体を動かすことができない。焦っても状況は一向に好転しない。
 真っ白な世界は真っ白なまま何も変わることがなかった。でも僕は諦めない。里奈のことを諦めることはできない。 
 目を開ける、病室の天井が見えた。
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