この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
犬山君
第1章 犬山君
ガラッ
「兄ちゃんー…花はー?あぁ!兄ちゃんが花の事独り占めしてる!」
服着てて良かったぁ…
勇士君は走ってきて寄り添っていた犬山君を引っ張った。
「勇士、花は俺の花だから譲ってやんねぇ」
「ふえ!?」
「兄ちゃん駄目!花はオレのお嫁さんになるの!」
「ええぇ!?」
すると、犬山君は笑った。
「やべぇ…兄弟で好み似るもんだな」
「そしたら勇士君が大きくなったら勇士君に心移りしちゃうかもぉ」
「は!?いや!負けねぇよ!」
すごく楽しくてあっという間に1日が終わってしまった。
これからは犬山君の彼女かぁ…。
教室で話し掛けても…いいよね?