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犬山君
第1章 犬山君
バキッ
「ふあ!?…きゃあぁッ!」
ベンチが音を立てて壊れて私は地面に転んだ。
「…いたぁ」
「…誰だ?」
音に気付いて犬山君が出てきた。
犬山君は鋭い顔付きでこっちに向かってくる。
どうしよぉ…怒ってる…
犬山君の噂が頭の中を回って急に怖くなってしまって私はなんとお漏らしをしてしまった。
ショワワワ…
「…ふえッ…ごめ…なさッ…」
「お、おい…大丈夫かよ?それ、誰かに見られたらまずいよな…とりあえずここ入ろう」
犬山君は私を立ち上がらせてくれて小屋の中に誘導してくれた。