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無垢な彼女
第3章 しっかり者彼氏
このままだと、安藤君にも嫌われちゃうな…。
こんな事じゃ安藤君にももっと迷惑掛けちゃうし、安藤君とはお別れした方がいいよね。
せっかく淳君の事忘れるお手伝いしてくれるって言ってくれたのに悪いことしちゃったな…。結局私…みんなに甘えきってたんだよね。
淳君とラブラブだった時に戻りたい…
「琴美!あんた何やってんの?」
「雪ちゃん…?へ?」
教室で前に撮った淳君とのツーショットの写真を眺めていると雪ちゃんが教室に飛び込んできた。後から優菜ちゃんも駆けつけてくる。
「琴美ちゃん…ごめ…安藤君との事黙ってられなくて…」
「エ…あうぅ…」
「大野君と早く仲直りしなさいって言ったよね?何でわけわかんない男と付き合ってんの?」
「…だって…淳君……もう嫌われちゃって…その…」
「……いいからまず安藤と別れてきなさい!」
「ふえッ!?」
「好きじゃないでしょ!好きじゃないやに付き合ってるのは相手失礼!わかった?」
「…あいッ」
何年ぶりに雪ちゃんに怒られたんだろう…
そうだよね。私、安藤君に失礼な事してるんだ。
安藤君とは終わりにしよう。