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無垢な彼女
第1章 無垢な彼女
次の日学校に行くと、すぐにあいつらが俺の元にやってきた。
「大野ー!昨日は悪かったな」
「別にいいよ」
「昨日淳なんか待ち合わせ場所までしかいなかったくせにさぁ!向こう二人も淳君の連絡先教えてほしいってさ!」
「ハ?なんで!?」
「顔がタイプだったらしいよ。合コンなんてやっぱり顔だよなー…二人の連絡先送っておくから、写メでももらって気に入った方狙ってみろよ」
「……」
自分の席に座って送られてきた連絡先を眺めた。
「淳君、おはよー!」
「あぁ…おはよう」
「昨日遅くまで電話しちゃったねー!」
「お陰様で眠いっす…」
「あぁー!ごめんね!琴美…いっぱい喋っちゃったからだ!」
「いや…電話したの俺だから…それに楽しかった…zzz」
「ありゃー!寝ちゃった!」
座ったまま眠ってしまった。