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無垢な彼女
第1章 無垢な彼女
その日の夜も琴美に電話をしてしまう。
「琴美…俺さ…琴美に言いたい事あるんだけど」
「うん?なにー?」
「あ…明日直接話すから!覚えておいて」
「んー?わかった!」
俺の心は暴走列車のように暴走していた。
俺はもう告るのか。早いか?
随分アピール時間短かったな。
そもそも琴美は俺のことどう思っているのだろう?
もっと慎重に琴美の気持ちを確かめたりしても良さそうだけど…実はさりげなく気持ちを聞くなんて器用な事出来ないし、駆け引きもめちゃくちゃ苦手だ。
俺の場合直球でいくしかないか…琴美に全然優しく出来てないしこんな万全とは言い難い状態で告白してしまっていいのだろうか。