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無垢な彼女
第4章 悪魔な彼女
妄想タイムが始まる。
これから雪ちゃんとデートしたり、プレゼント買ってあげたり、旅行行ったり…しかし、デートの費用とか親にもらってていいのか?
淳とかも一応、少ない日数だけどバイトしてるよな…。
そうだ!俺もバイトしようかな。
どういうバイトがいいだろうか?
よし、仕事のことなら人生の先輩の父さんに聞こう。
「父さん、バイトしようと思うんだけど何のバイトが良いと思う?」
「涼太…お小遣いが足りないのか?足りないならクレジットカード作ってあげよう。必要な分だけ使えるようにしてあげるから」
「違っ!そんなことしなくていいって!その…自分で稼ぎたいんだ…」
「りょ、涼太!!なんて立派に!!さすが我が息子だ!!」
父さんにキツく抱き締められる。
「いてぇよ!とにかく、どんなバイトがいいか相談乗ってくれよ」
「父さんは涼太君を経営者が誰かもわからないようなところで働かせたくない!」
「は?バイトってそんなもんなんじゃないの?」
「そうだ!去年うちの会社でオープンさせた駅前のカフェでバイトするか?」
「駅前のカフェ?うちの会社そんな所にカフェなんかあったっけ?」
「カフェも挑戦してみたんだ!店長に話しておくよ」
一応父さんは会社の代表…つまり社長で、レストランをいくつか経営している。
金持ちにも段階があるが、うちは驚くほどセレブとかではない。
お手伝いさんとかいるわけじゃないし。
とにかく、バイトがすぐ決まりそうで良かった。
やっぱり相談してみるものだな